会長挨拶
CPCR2025 合同大会のご挨拶
第55回 日本心脈管作動物質学会
会長 山本 一博
(国立循環器病研究センター 病院長、鳥取大学 名誉教授)
この度、第55回日本心脈管作動物質学会、および第35回 日本循環薬理学会を2025年12月5日(金)~6日(土)に鳥取県米子市の米子コンベンションセンター・BIG SHIPで合同開催させていただくこととなりました。このような貴重な機会を与えていただいた理事会ならびに学会関係者の皆様に深謝いたします。
このたびは「進展する異分野融合研究」というテーマのもと、第35回日本循環薬理学会(当番幹事(代表):鳥取大学医学部薬理学・薬物療法学分野教授 今村武史教授)と合同開催させていただく運びとなりました。両学会がカバーする分野には共通するところも少なくないことから、合同開催することで各々の学会員の方々には、ご自分の関心領域に近いテーマに関して幅広い専門分野の方々との議論に参画していただくことが可能となり、より深みのある学術集会になることが期待できます。したがって、参加者の皆様には“一粒で二度美味しい”(世代の若い方々には、なじみのないフレーズかもしれませんが、、、)学術集会を楽しんでいただけるものと考えております。
12月の山陰地方での開催となりますが、この時期であれば雪による交通障害の心配はなく、一方でカニなど冬の海産物含めおいしい食事をご堪能いただけますし、米子市内には皆生温泉もあり日頃の疲れを癒していただくこともできます。学会に参加いただいて、是非このような“おまけ”もお楽しみいただければ幸いです。多くの方々にご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
第35回 日本循環薬理学会
当番幹事(代表) 今村 武史
(鳥取大学医学部薬理学・薬物療法学 教授)
第35回日本循環薬理学会および、第55回日本心脈管作動物質学会年会(会長:国立循環器病研究センター病院長、鳥取大学名誉教授 山本一博教授)を合同開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。
両学会ともに山陰地方での開催は初めてであり、2025年12月5日(金)・6日(土)の2日間、米子コンベンションセンターにおいて本会を開催できますことを大変光栄に思っております。両学会はともに長い歴史を有しており、わが国の心血管病研究の発展に少なからず寄与して参りましたことは、これまでに発表されました学術成果の数々より明らかであります。特に、臨床系および基礎系、双方の研究者が等しく参加される点は両学会の特徴の一つです。
ご存知のように、医薬品の開発に基礎研究は必要欠くべからざるものであります。また、昨今の研究開発では従来の生理学的、生化学的手法に加えて分子生物学、遺伝科学の手法が加わり、さらには異分野研究との融合による新たな発展がますます期待されております。今回は両学会の合同開催によりまして、若手研究者を含めた多くの参加者を迎え、より多様性のある充実した学術集会となりますことを目標に粛々と準備を進めております。皆様におかれましては、この機会にぜひ米子の地にご参集くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。